
Gifu 岐阜
2025.05.03(土)毎年同日開催
小雀獅子
小雀獅子は、毎年5月3日の冨士神社の例祭で奉納されます。「オーバコ」と呼ばれる笛と太鼓の音が響く中、現れた獅子が四方の神々に向って静かに舞い始めます。その踊りは勇壮活発で交互に肩車に乗るなど(アクロバット的な)、獅子の精のごとくスピーディーに乱舞します。やがて、獅子の前に碁盤が持ち出され、田にみたてたこの碁盤に興味を示した獅子は見事に、軽やかにその上に乗り、五穀豊穣を願って華麗に舞い踊ります。
【小雀獅子由来】小雀獅子は、安土桃山時代の天正13(1585)年、稲越地区東側の湯峰峠にあった小鷹利城落城の際、この地に身を隠した家臣たちが、冨士神社に奉納したのが始まりと伝えられています。激しさの中にも優雅で細やかな動きがあるのが特徴で、現在は「小雀獅子保存会」によって受け継がれ、若者達が高度な技術を伝承しています。
文化財 都道府県指定重要無形民俗文化財 県の重要無形文化財 指定年月: 1969年8月